海の仕事、特に船舶関係の仕事をしている僕ですが、船で海に出て何回も体験したハプニングがあります。
それが、「浮遊物をプロペラに巻く」です。
それって、船長が周囲の警戒を怠ったからじゃないの?
こう思われがちですが、どれだけ走行中に周囲を警戒しても気づかず巻いてしまうんですよ…
この記事でロープカッターの重要性を解説しますので、もしも船をお持ちで、ロープカッターを載せていない方は参考にしてみてください!
ロープカッターが必要になる場面
ロープカッターは名前の通り、ロープを切ることに特化した刃物になります。
なので、ロープカッターが必要になる場面は「ロープを切る時」になります。
パターン①
よくある場面で、記事の先頭でお話ししたプロペラに浮遊物(ロープや網)が巻き付いてしまった場合にはかなり効果的です。
経験がない方はピンとこないかもしれませんが、走行中のプロペラにロープなどを巻いてしまうと、グッと強く絡んでしまい手では絶対にほどけません。カッターや包丁などで切ろうとしても難しく、特に海の上では揺れなどもあるので、簡単ではないでしょう。
パターン②
その他に、釣りなどでアンカーを使用していると岩場などの瀬にアンカーが引っ掛かってしまい、どうやっても外せない場合があります。
そのような場合は、最終的にアンカーロープを切ってしまわないと動けないので、渋々ですが、ロープカッターを使用することになるでしょう。
アンカーロープの選び方の記事はこちら
色々なタイプのロープカッター
僕が紹介するのは海で使うことを考えていますので、すべてステンレス製になります。
※ロープカッターは触れるだけで切れたりするので、直接素手で刃先を触らないように。
これは僕が実際に使っています。両方に細かい幅の刃と大きい幅の刃があり、とてもキレ味が鋭いです。実際、僕のお客様もこのタイプを使う方が多いです。
付属のカバーがしょぼいので自分で用意する必要があります。
こちらは鎌のように弧を描いています。
根元から先の方に向けてはギザギザの形になっていて、先端はナイフのようになっています。
先端が尖ったナイフのようになっていて、手を伸ばしてギリギリ届く場合などに扱いやすくなっています。ちなみにマグロの解体などでも使われているみたい。
ロングタイプのロープカッターはどんな時に使うのかというと、「シャフト船」になります。シャフト船についての記事はこちら。
画像のようにシャフト船は船外機などと違い、プロペラを海面に上げれないので、ロングのロープカッターを使用します。ロングタイプがない場合は潜るしかないですね…
ロープカッターを使うときの注意点
ロープカッターはみなさんが思う数倍切れ味が良すぎます。
刃に触っただけでも肌が切れる場合もあるので、作業などで使う場合はできるだけ手袋等で手などを切らないようにしましょう。
その他にも今回紹介しているのもそうですが、カバーがしょぼい物が多いので、自分でカバーを用意する必要があります。
大体、刃の部分は20センチなので、これくらいのカバーでいいかも?
まとめ
どうでしたか?
海の上でロープカッターがなく、浮遊物を巻いてしまうことを想像したら、めちゃくちゃ怖くないですか?
ロープカッターは絶対に載せておく道具の1つです。僕はビビりなので初めての船での釣行の時からロープカッターは載せていました。そして、その日にパラシュートを巻いてロープカッターが活躍しました(笑)
他にも、船舶関連やアウトドア関連の記事を書いていますので、是非読んでみてください!
コメント