船をお持ちの方で、海難事故を経験された方はいらっしゃいますか?
僕も何度か経験したことがありますが、本当に絶望感と不安でテンパってしまい、冷静な判断ができません。
そこで、この記事で海難事故のパターンを紹介しますので、読んでみて実際に海難事故に合わないようにしましょう!
パターンを知っていれば回避できる
よくある海難事故のパターンを紹介しようと思います。
①:座礁
海難事故の原因:【水路調査不十分】
こちらの原因は走りなれていない航路を走る場合などに多く、水路の調査を疎かにしていたことが主な原因となります。知らない場所はよく調べてから航行するようにしましょう。
②:航行不能
海難事故の原因:【なんらかの機関の故障】
出港前の点検や定期的にメンテナンスをしていないとよく起こる海難事故です。主な原因としましては、オーバーヒートや部品の劣化などでの故障が多いです。船外機のオーバーヒートの原因などについて書いた記事もあるので参考にしてください。
③:転覆
海難事故の原因【天候調査不十分】
転覆に関しましてはプレジャーボートというより、2馬力のミニボートが多いです。天候をよく調べずに出航したりして、波をかぶってしまい転覆したり、風が強いと向かおうと思う方角へ航行できずに横から波を受け転覆したりします。
船舶での責任はすべて船長責任
いずれの3パターンの海難事故も船長がしっかりしていると防げる事故ばかりです。
座礁に関しては、前もって航行する水路の調査をやって他の水路を選ぶこともできたでしょうし、航行不能になる状態も普段のメンテナンスや、部品の交換をしていれば起こらなかったかもしれません。(故障は必ずしも防げるとは言えないけど)
ミニボートの転覆に関しては海が荒れている時に出港しなければいいですし、もしも出航後にして初めてもすぐに帰港するなど判断を早くすることで防げたはずです。
なんにせよ、船舶での責任は全てが船長の責任になりますので、船長はしっかりと準備、情報収集をして、船員を守りましょう!
それぞれの海難事故の対応
もしも海難事故になってしまった場合はそれ以上、状況が悪化しないようにしないといけません。
それぞれの対応を紹介します。
座礁時の対応
干潮時に少し乗り上げるなどの、潮が満ちたら浮くような軽微な座礁は、他のボートなどで引っ張り、離礁させることもありますが、重度の座礁は、波打ち際で解体するなどの措置が採られる。
船体に破損するような座礁は無理に離礁すると浸水などの危険もあるので、座礁した場合は一番に海上保安庁へ連絡するようにしましょう。 海のもしもは118番の記事
航行不能
なんらかの原因で航行できなくなって漂流している場合は、それ以上流されないように、まずアンカーを打ちましょう。
アンカーを打った後は原因の改善をし、もし回復できないようであれば海上保安庁に連絡をして曳航してもらうことになります。(知り合いがいれば知り合いに頼むこともできます)
水深が深い場合はアンカーを打っても利きが悪いので、シーアンカー(パラシュートアンカー)で漂流スピードを遅くして時間を稼ぎます。浅くなってきたらアンカーを打ちましょう。
ミニボートの転覆
前もって天候の確認などをすることが一番大事ですが、もし転覆した場合は、自分のボートに捕まり携帯などで海上保安庁にすぐに連絡してください。
もしライフジャケットをしてないと重大な事故になりかねません。
特に2馬力ミニボートは免許が必要ないので、知識があまりない人が多いことも事故に繋がる原因だと思います。
回避できる海難事故のまとめ
いかがでしたか?
記事を読んでみて実際に頭の中で想像してみてください。前もって海難事故の状況などを考えておくだけでも、実際にそういった状況になったときに冷静な判断ができるようになります。
今回は、知っていたら回避できる海難事故について解説いたしました。
特に近年はミニボートの事故が増えています。しっかりと天気予報を調べてから、出航するようにしましょう!
以上、回避できる海難事故の解説でした!
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