日本の海流について詳しく解説!

船舶関連

皆さん、日本近海の海流はどういった流れになっているか知っていますか??

まず、海流とは大洋での海水の流れのことを指します。基本的には、ほぼ一定の幅で一定方向に流れます。(季節や年で少し変化するがほぼ一定)

日本の日本近海の海流を紹介いたします。

※季節ごとの詳しい状況は海洋速報で知ることができます。

 

親潮(千島海流)

東カムチャッカ海流を起源とする寒流で、千島列島の東を南西に流れた後、三陸沖を南下して黒潮とぶつかり、黒潮の下方に潜入しながら東に流れる。

流速は早くても1ノット程度です。

 

黒潮(日本海流)

北赤道海流を起源とする暖流で、台湾と石垣島の間から東シナ海に入って北上し、屋久島と奄美大島の間を通過して太平洋に入り、日本の南岸に沿って流れ、房総半島沖を東に流れる。

流速は、速いところでは4ノット以上に達します。

 

対馬海流

九州の南西で黒潮本流と分かれて北上し、対馬海峡から日本海へ入り、本州沿岸から一部は津軽海峡を抜けますが、本流は北海道の海岸に沿って北東上し、宗谷海峡から国後水道(くなしりすいどう)付近へ流れます。

流速は0.5~1ノットですが、津軽海峡では1~3ノット、宗谷海峡では2.5ノットに達するところがあります。

 

潮流の強い場所

海流も潮流も潮の流れの事ですが、明確な違いがあります。

海流は、広い海を常に一定の方向に流れる大きな流れを流れのことを言います。

これに対して、潮の満ち引き(潮汐)によって、海水が周期的に変化する流れを潮流と呼びます。

国内には潮流の強い場所が各地にあります。

流速が10ノットを超える場所もあり、流れ方によっては操縦が困難になる場合もあるので、潮汐表(ちょうせきひょう)を利用し、安全に航行できる時間帯を見計らって航行しましょう。

潮流の強い代表的な場所は以下の通り。

 

津軽海峡  来島海峡

鳴門海峡  関門海峡

明石海峡  豊後水道

 

まとめ

ポイント

・海流は基本的に一定の幅で一定方向に流れる

・潮流は潮の満ち引き(潮汐)によって、海水が周期的に変化する流れをのこと

・覚えるべき海流は、親潮(千島海流)、黒潮(日本海流)、対馬海流

・海流が10ノットを超える場合は安全な航行をできる時間帯を見計らう。

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