ご紹介!船舶で事故が起こった時の対応のやり方!

船舶関連

ある日、救助の連絡が僕のもとに入り、どういった状況か質問すると、連絡者はテンパっていてなんといっているか聞き取れませんでした。

いったん落ち着かせて事故の状況を確認すると、小型のボートで転覆して流されているとのことでした。(2名ボートに捕まった状態)

この事故は無事に救助することができたのですが、実際にその様な状況になると混乱してしまい、どうしていいかわからなくなってしまいます。

この記事で船舶で事故が起きた時の対応の手順を解説します。

 

①:事故が起きた場合、慌てずに落ち着いて、落水者がいるか、ケガ人はいるか、ケガの程度など、人の安全確認を第一に行います。

②:そのあと、船体や設備の損傷状況、エンジンや推進機系統を確認し、自己航行が可能かどうかを確認し、救助要請が必要か判断する。

 

救助要請、通報先

先ほどの①と②を確認して、救助要請が必要と判断したら、海上保安庁の緊急連絡先118番、湖や河川では警察に救助要請します。

救助の要請は、まず落ち着いて、「いつ」「どこで」「何があった」を確実に伝えること。特に広い海などでは位置を正確に伝えないと救助に手間取ることになります。

また、海難信号を行い、付近を航行中の船舶に助けを求めることも大切です。

海のもしもは118番の記事↓

海の「もしも」は118番って知っていましたか?
海の上で何かあると怖いですよね?陸でのトラブルは110などですが、海のトラブルは118番の海上保安庁になっています。本記事で、海でトラブルが起こった場合に連絡するところと、簡単なトラブルの解決法を解説しています。

 

自身が船から落水してしまった場合は、膨張式ライフジャケットを膨らませたり、船から投下された救命浮環や流木、何でもいいので浮くものに捕まったり、自分の衣服に空気をため込むなどして浮力を確保するようにしましょう。

また、体力の温存に努め(暖かい日でも長く水につかっていると低体温症になる)出来るだけ泳がず、落水した場所で救助が来るのを待つようにします。

 

海難を知ったら救助に駆け付けよう!

事故を目撃したり、事故を知ったら、まずは自身の安全を確保して、救助に向かわなければなりません。

それが、海上を航行する者の常識です!

みんなで助け合いましょう!

 

小型船舶の事故は、他船や岸壁との衝突、漁網の損傷、人身事故など、重大な事故になる可能性が高く、その保証には大きな経済的負担を伴うことにもなります。

20トン未満の小型船舶のうち、旅客船や遊漁船など営業用船舶には、船客傷害賠償責任保険、遊漁船業者総合保険や漁船保険などがあり、強制的に加入が義務付けられています。

しかし、一般のプレジャーボートには強制的な保険制度はないので、オーナーの責任として運航形態に応じた任意保険に加入し、賠償責任や捜索救助など万一に備えておきましょう。

漁網の損傷などは結構な確率でありえるので、一般のプレジャーボートの人も保険には入っておきましょう!

 

どうでしたか?

自分には関係ないと思っていては、実際に事故が起きた時に対応できずに、取り返しのつかないなんてことになりかねません。

自分じゃなくても、他の船にぶつけられることも考えられます。

関係ないではなく、前もって事故が起きたときのことを想像して対策のやり方を考えておきましょう!

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