最近のプレジャーボートは機能も外装も良い物が沢山発売されています!
そんな中、船を買おうと思っている人はどのようなボートにしようか迷いますよね?ざっくりと選ぶ基準をまとめると、クルーザータイプ、フィッシングタイプ、大きさ(ft)船のカタチ、メーカーやエンジンと色々あると思います。
今日はその中でも推進形式での船内機(シャフト船)について説明していこうと思います。
推進方式の種類
プレジャーボートの推進方式には3種類ありまして、船外機、船内外機、船内機(シャフト船)があります。
まずここでも、船を選ぶ基準として船外機がいいのか、シャフト船がいいのか考えることになると思いますが、それぞれの特徴もあるので、自分の性格なども考えて合う合わないがあると思うので、特徴を知りましょう。
船内機(シャフト船)の特徴
このように、シャフト船は船内から船外へシャフトが伸び、プロペラが先端についており、その先に舵があります。
船外機と船内外機がプロペラを左右に動かし向きを変更するのに対し、シャフト船はプロペラは中央で回転して、方向を変えるのは舵を動かして左右に変更します。
基本的には30ft以上の大きな船はシャフト船の場合が多いです。 ※30ft以上でも船外機、船内外機もある。
シャフト船のメリット
✔ディーゼル(軽油)が主。
ディーゼルエンジンは、冬でも一発でエンジンがかかるのでストレスがなく、沖合でも安心です。長時間のスロー運転にも、エンジンに調子に変化はなく、安定したパワーを発揮します。
それと、ディーゼルエンジンはガソリンよりもかなり安く購入でき、燃料消費率も低いので、コスパが断然にいいです。しかも免税券が使えるのでより安くなります。
※免税軽油の購入には申請手続きが必要です。
✔エンジンが船内の中央寄りにあり、水中に出ている部分がプロペラとシャフトだけ、海水を冷却水に使用しないので故障も少なくなります。
✔ガソリンエンジンより、操作性が安定していて感覚もつかみやすく走行中はストレスを感じない伸びやかな走りを感じれると思います!
シャフト船のデメリット
×メンテナンスや故障した場合の修理費用が高い。
プロペラやシャフト、一つ一つが高額になるので岩場にぶつけたり、流木などにプロペラやシャフトをぶつけたりして破損してしまい交換となるとかなりの金額になります。シャフト一本100万以上なんてざらに掛かります。エンジンの乗せ換えも船外機とは違い大変です。
×プロペラに漂流物やロープなどを海上で巻いてしまったら海に潜って取るしかない。
船外機や船内外機と違って、シャフト船はチルトを上げて海面にプロペラ部分を出すことができないので、ロープなどを海上で巻いてしまうと潜ってとるしかなくなります。
×浅瀬なども苦手で、チルトアップしながら進める船外機とは違い浅瀬には近づけません。船外機、船内外機よりも舵とプロペラの位置が海中により深い位置にあるので、船外機ではギリギリ当たらない洗岩、暗礁などにもシャフト船はあたってしまうことがありますので注意が必要です。
シャフト船を扱う主なメーカー
・ヤンマー
ヤンマーはシャフト船も結構多く、プレジャーボートタイプでいうとEXシリーズだったり、その他は漁船タイプのものも多くあります。
・ヤマハ
ヤマハは船外機など幅広く作っていますので、もちろんシャフト船も多く作っています。UFシリーズのシャフト船だったり、その他、漁船タイプ、クルーザータイプの船もあります。
・その他の造船所
有名メーカーでなくとも、色々な造船所でも作成されています。中古艇で調べてもらうと分かりますが、どこどこ造船所漁船などで出てきます。主に漁船の場合が多いのでプレジャーボートとなると有名メーカーがいいでしょう。
30ft以上のおすすめプレジャーボートを書いた記事があるので参考までに。
船内機(シャフト船)についてのまとめ
シャフト船について簡単に説明してみました。メリットやデメリットに関しましては、何にでもあることなので、自分に合うものを選ぶのは大事ですね。
ポイントをまとめます。
✔シャフト船のエンジンは船内で海中にシャフトとプロペラと舵がある。
✔ディーゼルが主。エンジンが船内なので故障が少なく、燃費、料金コスパ良し。
✔メンテ、修理代が他の船外機、船内外機より高くなる。
✔チルトを上げれないので、ロープなどを巻いたら外すのが難しい。
以上、簡単にまとめてみました。
仕事柄、色々なタイプの船に乗っている僕ですが、シャフト船は走行が安定して、デッキとキャビン内が広い物が多いのでとても快適です。
シャフト船を購入予定の方は是非参考にしてみてください!
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