【船舶免許】天気図の見方と書き方

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プレジャーボートで遊ぶときは、船長は常に危険を想定していなければなりません。船舶はすべてのことは船長責任になりますので、細心の注意を払いましょう。

今回は、これから船舶免許を取得予定の方、現在取得して船長としてプレジャーボートを所有しているかた向けに、天気の基礎知識を書いていきます。

天気は船遊びにおいて非常に重要なテーマなので、是非参考にしてみてください!

 

天気図の見方

天気図には、各地で観測した天気、気圧、気温、風向、風力や高気圧、低気圧、前線の位置および等圧線など、さまざまな情報が詰まっています。

まずは、天気図に記された記号の意味を覚えましょう!

 

天気記号

基本的な天気記号を紹介します。試験にも出てきやすいものだけ乗せていますが、実際は21種類の記号があります。

 

風と気温

風向

天気記号についた矢の向きが風向を表します。矢が上に伸びている場合は北、右なら東、下は南、左は西というように、風の吹いている方向を16方位に分けています。

風力は矢羽根の数で表します。(気象庁風力階級)風力0~12までの13階段で表されます。なので上の画像だと、風力は4ということになります。

風力階級などの解説や表を書いた記事もあるので、そちらも読んでみてください。

【気象と海象】風力階級とは?船舶免許の風力と波高について詳しく解説
風力階級というのがあるのをご存じですか?この記事で気象と海象について詳しく解説しています。風力階級表も載せているので、船舶免許を取得しようとしているかたは必見です。

 

気温

天気記号(◎)の左上に24と数字が書いてるのが気温になります。

 

気圧

①気圧

大気の圧力のことを気圧といい、ヘクトパスカル(hPa)で表されます。標準大気圧(1気圧)は1013hPaです。

②等気圧

気圧が等しい点を結んだ線をいいます。

③高気圧

周囲よりも相対的に気圧がたかいところを高圧部といい、その中で閉じた等圧線で囲まれたところを高気圧といいます。

北半球では、時計回りに等圧線と約30度の角度で中心から外へ向かって風を吹き出しています。高気圧の中心部では下降気流が発生し、一般的には天気の良い状態になります。

 

④低気圧

周囲よりも相対的に気圧が低いところを低圧部といい、その中で閉じた等圧線で囲まれたところを低気圧といいます。

北半球では、反時計回りに低気圧の中心に向かって周囲から風が吹き込みます。

中心部では上昇気流がおこって、雲が発生し、一般的には天気は悪く、雨や雲を降らせます。

 

前線

湿度や湿度の異なる気団(空気の塊)が出会った場合、二つの気団はすぐに混ざらないで境界線ができます。境界が地表と接するところを前線と言います。

前線には温暖前線、寒冷前線、停滞前線、閉塞前線の4つがあります。

この4つはほぼ確実に試験に出てくる問題だと思ってもらって構いません。

 

①寒冷前線

発達した積乱雲により、突風や雷を伴い、短時間で断続的に強い雨が降ります。前線が接近してくると南から南東よりの風が吹き、通過後は風向きが急変して西から北西よりの風になり、気温が下がります。

②温暖前線

層状の厚い雲が段々と広がり、近づくと気温、湿度は次第に高くなり、時には雷雨を伴るときもありますが、弱い雨が絶え間なく降ります。通過後は、北東の風が南よりに変わります。

③閉塞前線

寒冷前線が温暖前線に追いついた前線で、閉塞が進むと次第に低気圧の勢力が弱くなります。

④停滞前線

気団同士の勢力が変わらないため、ほぼ同じ位置に留まっている前線で、長雨をもたらす梅雨前線や秋雨前線がこれにあたります。

 

まとめ

どうでしたか?簡単に天気図について解説しました。

簡単とは言いましたが、船舶免許の試験などに出てきやすい部分をまとめて書いたので、天気図などの出題に対しては、この記事を覚えてもらえばクリアできると思います。

天気図はまさに「図」を覚えることが非常に重要になってきますので、画像を何回も見返して覚えるようにしましょう!

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