プレジャーボートで遊ぶ際に使用するアンカー。アンカーは釣りをする時にだけ使うものではなく、緊急時に船が流されないようにするために使用したりと、安全を確保するためにも使います。
今回は、そのアンカーを繋ぐアンカーロープについて説明します。適当に選んでしまい、アンカーロープに適さないロープを購入したりする方が多いので、本記事を読んで、適切なロープを購入しましょう!
「とりあえず安いものでいい」と選ぶと、
- アンカーが効かない
- ロープが切れる
- 波で船が大きく振られる
といった危険なトラブルにつながります。
結論から言うと
👉 アンカーロープは「船のサイズ・水深・用途」で選べば失敗しません。
結論|まず迷ったらこのアンカーロープを選べばOK
- 〜6mクラスのボート
👉 太さ10mm・長さ50〜70m(クレモナ) - 6〜10mクラス
👉 太さ12〜14mm・長さ70〜100m(クレモナor ポリエステル) - アンカーウインチ使用
👉 ロープ+チェーンのセット品
👉 初心者は**「ロープ単体」より「セット商品」**が失敗しにくいです。
アンカーロープとは?役割を簡単に解説
アンカーロープは、
アンカー(錨)と船をつなぎ、船を一定の位置に留めるための命綱。
重要なのは「強度」だけでなく、
- 波や風の衝撃を吸収できるか
- 海水・紫外線に強いか
- 扱いやすい太さ・柔らかさか
という点です。
アンカーロープの選び方【3つの重要ポイント】

アンカーロープは浮かぶ素材だとダメなので、水に沈むタイプの物を選ぶようにします。ここでおすすめするのは「クレモナロープ」か「ポリエステル」になります。
このどちらかを選んでもらえば間違いはないです。
僕はポリエステルが柔らかすぎて苦手なので、適度な柔らかさのクレモナロープを使用しています。
クレモナロープは、強度・耐久性・使い易さがちょうどよく、多くのプレジャーボートが採用しています。
滑りにくくて、扱いやすいのが特徴で、めちゃくちゃ柔らかいわけではないが、適度に柔軟性があります。 使用例としては、トラックロープ・親綱・命綱・曳綱・モッコ・アスレチックネット・梯子用ロープ・装飾など漁業・建設・林業・運送業など幅広く使用されています。
| 素材名 | 耐候性 | 耐水性 | 浮沈 | |
| ポリプロピレン (PP) | △ | ○ | 浮く | |
| ポリエチレン (PE) | ○ | ◎ | 浮く | |
| ナイロン | ○ | △ | 沈む | |
| ポリエステル | ◎ | ◎ | 沈む | |
| クレモナ | ◎ | ○ | 沈む | |
| 綿 | ○ | × | 沈む | |
| 麻 | ○ | × | 沈む |
アンカーロープの長さはどのくらいがいい?

基本的にアンカーは海底が深くロープが長くなればなるほどアンカーの効きが悪くなります。
なのでアンカーを使うにしても、せいぜい50メートルくらいが限界だと思います。
しかし、ロープは結び目などが消耗しやすいので、定期的にほつれたりした箇所を切ったりして補修するので、最低100メートルのアンカーロープを積んでおきましょう。※約18ft以上の船舶
それより小さい船舶はそこまで深い場所まで行かないと思うのと、収納場所も限られると思うので、100メートルまではいらないですね。それでも安心としては50メートルは欲しいところ。
アンカーロープのサイズ

ロープのサイズも船のサイズによって調整した方がいいでしょう。ミニボートだからといって細すぎるロープを使うと、回収時にしっかりと持てず、手にロープが食い込んだりして扱いづらいです。
なのでミニボートでも6㎜から8㎜くらいは最低でもあったほうがいいでしょう。
20ft~25ftくらいまでは12㎜か14㎜くらいあると安心です。25ft~30ftの大きい船は14㎜~16㎜くらいほしいところです。
目安はこちら👇
| 船の長さ | 推奨ロープ径 |
|---|---|
| 〜6m | 8〜10mm |
| 6〜10m | 12〜14mm |
| 10m以上 | 14〜16mm |
👉 迷ったら1ランク太めが安心。
アンカーロープおすすめ商品【初心者向け】
✔ 初心者定番モデル
スパンエステル アンカー ロープ 12mm x 100m
- ポリエステル製
- 12mm / 100m
- コスパ重視・万能タイプ
👉 最初の1本に最適
クレモナロープ12㎜×100m
- クレモナ製
- 12㎜/100m
- 耐水性・耐候性に優れている
👉 スリップしにくく扱いやすい
✔ 安全性重視(アンカーロープ用チェーン)
- ロープ+チェーンセット
- アンカーの効きが安定
- 風・潮流に強い
👉 釣りメインの人におすすめ
チェーンは必要?【結論:あった方がいい】
アンカー直後にチェーンを入れることで、
- アンカーが寝やすくなる
- 効きが安定する
- ロープの摩耗を防げる
👉 特に風・潮流がある釣り場では必須
アンカーロープの使い方・メンテナンス
長持ちさせるコツ。
- 使用後は真水で洗う
- 直射日光を避けて保管
- 毛羽立ち・切れは即交換
👉 ロープは消耗品
👉 2〜3年での交換が目安
アンカーロープの結び方
いかり結びというアンカー専用の結び方がありますが、ここでは僕がやっている簡単な結び方をお教えいたします!
①アンカーの輪に上から通す

②長さを大きく取り、そのまま巻き結びをする。

③輪っかを作って下から通す

④そのままもやい結びにして完成!

最初に巻き結びを作り、長めに余らせたロープでもやい結びをするだけ!
めちゃくちゃ簡単!
アンカーの種類などについて書いた記事があるのでこちらも参考にしてみてください。

アンカーの回収にはウインチを使用する

ミニボートにはあまり取り付けしないですが、アンカーを回収するときはウインチという機械でロープを巻き取ります。
20メートル以上の水深になるとアンカーを手だけで引き上げるのはとても大変です。なので、ウインチは必ず設置した方がいいです。
船によって電圧が12Vと24Vと選ばないといけないですが、私たちが乗るプレジャーボートくらいのサイズでしたら12Vになるでしょう。
モーター出力も200Wと250Wでパワーが違いますので、ご自分に合うやつを購入するようにしましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 浮くロープはダメ?
A. 基本NG。スクリューに絡む危険があります。
Q. ロープが短いとどうなる?
A. アンカーが効かず、流されやすくなります。
Q. 安いロープでも大丈夫?
A. 強度・耐久性が低いものは危険。
信頼できるメーカー品がおすすめ。
まとめ
アンカーロープは非常に大切なものです。
船で遊ぶ場合は絶対に乗せておかないと緊急時に何もできず困るだけの状況になったり、もしくは回避できた事故を起こしてしまうかもしれません。
今回の記事をまとめます。
・基本はクレモナかポリエステル
・20m以上の水深は100mの長さが必要
・10m以上の船は12㎜から14㎜の太さ
・巻き結び+もやい結びが簡単で楽
・アンカー回収はウインチがあると楽
以上です!
アンカーロープは購入すると結構な金額になりますが、命を守る大切なものなので、ちゃんとしたものを購入しましょう!


