こんにちわ!
自分で船を出して海で遊ぶのはとても楽しいですよね。
しかし船長は楽しんでばかりではいられません、周囲の見張り、船員の状況、常に船長は気を抜けません。
この記事では、プレジャーボートのよくある事故を解説していきます。
近々、船舶免許を取得しようと思っている方は、試験にも出てくるような内容になっていますので是非参考にしてみてください。
プレジャーボートのよくある海難種類と原因
燃料系統
燃料フィルターなどの汚れや詰まりを確認せずに出航してしまい、エンジンが停止してしまった。
しっかり確認して、汚れていたら、フィルターの燃料を抜いて一度綺麗にしましょう。
電気系統
点火プラグやスターターモーターの不具合など。
全くプラグを交換していなかったり、セルモーターの不具合などを面倒くさがって放置していると、海上でいきなりエンジンが作動しなくなり、助けを呼ぶことになります。
プラグなどは定期的に交換するようにしましょう。
軸径(動力伝達)
ギアオイルの量、交換を怠り起こる事故。
ギヤオイルの量を確認せずに使い続けていて、オイル量が足りていなくギアが摩耗して前進後進が出来なくなることがあります。
オイルが汚れていても、入っていればまだ大丈夫なのですが、オイル量がなくなると、すぐギアがダメになるので、定期的に確認しておきましょう。
冷却水等
インペラ、サーモスタット等を全く交換していないと、エンジンの冷却が上手く行われなくなり、急にオーバーヒートすることになります。
インペラ、サーモスタットは早めに交換しておきましょう。
船長の責任
浅瀬や漁師の網引き、その他定置網えの乗揚げ等が多く、大体その原因は水路の調査不足であったり、見張り不十分であったことが多いです。
水路調査不足
海に出る前に海図で浅瀬であったり、どんな漁がされている等の情報などを確認せずに出航してしまい、浅瀬に乗揚げたり、漁師さんの網を切ってしまったり。
見張り不十分
先ほども言った通り、見張りが不十分ですと漁師の網引きなどの範囲に気づかず、網を切ってしまったり、釣りに没頭しすぎて、他の船の接近に気づかず衝突してしまったりと、船長のみはりがあまいとこういった事故の原因に繋がります。
衝突と単独での衝突例
船舶が他の船舶に接触してしまったことを衝突、船舶が何かの物件に接触して、その物件に損害などが生じてしまうことを単独衝突と定義します。
基本的には、見張り不十分や適当な操船によっておこる事故です。
見張りが不十分であった例
・見張りをしていたが、一方向のみをみていた。
・船体の視覚にある船舶に気づかず衝突してしまった。
・他の接近してくる船舶に気を取られて、実際に衝突しそうな船舶に気が付かず事故に繋がってしまった。
操船不適切の例
これはよくあるパターンで、海上衝突予防法などのルールを覚えていなくて、本来自分の船舶が避航船(避ける側の船)なのに、相手の船舶の避航動作を期待してしまい、そのまま避けずに進んでしまい衝突する。
水上オートバイに多い例
水上オートバイ(ジェットスキー)が転覆した後に、自力で船体を起こせないなど、操船所の知識や技能が足りていなくて漂流してしまったり、その日の水温を考えていなくて転覆してしまい低体温症になってしまう例があります。
まとめ、事故を起こさないために
事故の原因は結局のところ、自分は事故らないだろう、などの慢心によって起こります。
最悪の事態を想定し、事故を起こさないように気を付けましょう。
1.目的地までの水路を十分に調査する。
2.出港前点検を十分に行う。
3.周りの船舶の確認、見張りをしっかりと行う。
4.他の船員の動きを常に見張る。
この4点を守るだけで、かなりの事故を防げると思います。
海に出たら、周囲の見張りが大切です。釣りに夢中になりすぎず、全体の動きを把握することが大事ですので、船長は常に気を付けましょう。
いかがでしょうか?
今回話したことは、試験に出るだけではなく、実際に僕が経験したこともある内容です。
この記事を参考にしていただき、未然に事故を防げればいいなと思っております。
安全第一で海を楽しみましょう!
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