結論:消火器は「義務だから載せる物」じゃなく、火が出た瞬間に命を守る装備
ボートやプレジャーボートでの釣りでは、
火災=即、海上での孤立事故につながります。
- 陸のように逃げ場がない
- 消防車は来ない
- 小さな火でも操船不能になる
だからこそ消火器は
**「念のため」ではなく「前提装備」**です。
船で起きやすい火災原因
実際に多いのは、こんなケースです。
- 🔥 エンジンルームの燃料漏れ
- 🔥 バッテリー端子のショート
- 🔥 配線の劣化・後付け電装品
- 🔥 携帯コンロ・ヒーターの使用
特に中古艇・年式の古い船ほどリスクは高め。
消火器は法定装備?必要な船・不要な船
■ 原則
- プレジャーボートの多くは(船内外機や船内機は)消火器が法定備品。
- 船検(JCI)でも確認される
■ 消火器が必要になりやすい条件

- エンジン付き
- 密閉されたエンジンルームがある(船内外機、船内機)
- 燃料タンクが船内にある
※ 免除条件もあるが、実用面では「載せない理由がない」
船用消火器の種類と選び方
■ 船で使われる主な消火器
| 種類 | 特徴 | 船向き? |
|---|---|---|
| 粉末 | 安価・消火力強 | ◎ |
| 強化液 | 後処理が楽 | ○ |
| CO₂ | 電装向き | △(酸欠注意) |
👉 基本は「船舶用 粉末消火器」
■ サイズ・能力の目安

- 小型ボート:1本
- キャビン付き:2本以上推奨
- 上の画像のようにエンジンルーム用に自動拡散型(プロマリンDD80)を併用すると理想
消火器は「どこに置くか」が重要
よくあるNG例👇
❌ ロッカー奥
❌ 荷物の下
❌ 取り出しに10秒以上かかる場所
■ 正解はここ
- 操船席の近く
- 片手で取れる位置
- 揺れても落ちない固定
火が出てから探す余裕はありません。
消火器の点検・使用期限も忘れずに
- 使用期限:製造から約5年
- 圧力ゲージが緑か確認
- 船検前だけでなく毎シーズン点検
👉 「載せてるだけ」では意味がない装備です。
他の安全装備との役割分担
| 装備 | 守るもの |
|---|---|
| ライフジャケット | 落水時の命 |
| 消火器 | 船そのもの |
| ロープカッター | 操船不能からの離脱 |
👉 どれか1つ欠けると事故対応が成立しない
火災対策には消火器が必要ですが、
アンカーの根掛かりやロープの巻き込みなど、
「その場から離脱する必要がある状況」も想定しておくべきです。
まとめ:消火器は“使わないで済めば最高”の装備
- 火災は一瞬
- 海上では取り返しがつかない
- 消火器は最後の保険
安全装備は
「使うため」ではなく
**「使わずに帰るため」**にあります。
消火器は、船釣りの安全装備の一つです。
▶︎ 船釣り・ボート釣りの安全装備まとめ

