プレジャーボートや釣り、マリンレジャーを楽しむうえで欠かせない「船舶免許」。
中でも多くの人が迷うのが 「1級小型船舶操縦士」と「2級小型船舶操縦士」 の違いです。
この記事では、
- 1級と2級の明確な違い
- 航行できる範囲
- 試験内容・難易度
- どんな人にどちらがおすすめか
を、初心者にも分かりやすく詳しく解説します。
船舶免許1級・2級とは?
まずは、それぞれの免許の正式な位置づけを確認しましょう。
| 種類 | 正式名称 |
|---|---|
| 1級 | 一級小型船舶操縦士 |
| 2級 | 二級小型船舶操縦士 |
どちらも 総トン数20トン未満(またはプレジャーボート24m未満) の船を操縦できますが、
最大の違いは「航行できる範囲」 にあります。
最大の違い|航行区域
2級小型船舶操縦士の航行範囲
2級免許で航行できるのは、
海岸から5海里(約9km)以内
までの海域です。
具体的には
- 湾内・沿岸部
- 防波堤の外側まで
- 近場の沖釣りポイント
- 内水面(湖・川)
多くのボート釣り・レジャーは2級で十分と言われる理由がここにあります。
1級小型船舶操縦士の航行範囲
1級免許は、
航行区域の制限なし(※)
つまり、理論上は 日本全国どこへでも航行可能 です。
※ただし、実際には安全上の判断や船の性能が重要になります。
できること
- 外洋航行
- 離島への移動
- 長距離クルージング
- 遠征釣行(黒潮域など)
本格的な海遊び・遠距離航行をしたい人向けの免許です。
試験内容の違い
2級の試験内容
学科試験
- 交通の方法
- 運航
- 機関
- 安全
- 法規
👉 比較的基礎的な内容
実技試験
- 出航・着岸
- 人命救助
- 操船
- ロープワーク
1級の試験内容
1級は、2級の内容+上級航海知識が必要になります。
追加される学科内容
- 天測・位置測定
- 海図の読み方
- 潮汐・潮流
- 航海計画
- 気象(前線・低気圧など)
👉 明らかに座学の難易度が上がる
※実技試験の内容自体は、2級とほぼ同じです。
難易度の違い
| 項目 | 2級 | 1級 |
|---|---|---|
| 学科難易度 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| 実技難易度 | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 勉強時間目安 | 20~30時間 | 40~60時間 |
- 2級:短期集中でも合格しやすい
- 1級:独学だとやや苦戦する人も多い
特に「海図問題」でつまずく人が多いのが1級の特徴です。
費用の違い(目安)
| 項目 | 2級 | 1級 |
|---|---|---|
| 教習・受験費用 | 約8~12万円 | 約12~18万円 |
※教習所・地域によって差があります。
どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ
2級がおすすめな人
- 近海でのボート釣りが目的
- 湾内・沿岸がメイン
- 初めて船舶免許を取る
- 費用と勉強時間を抑えたい
👉 9割のレジャーユーザーは2級で十分
1級がおすすめな人
- 離島へ行きたい
- 外洋に出る予定がある
- 将来的に活動範囲を広げたい
- 「どうせなら上位免許を取りたい」
👉 ステップアップ前提なら最初から1級もアリ
よくある勘違い
Q. 1級があれば2級は不要?
👉 不要です。1級は上位互換です。
Q. 2級を取ってから1級にステップアップできる?
👉 可能です。差分(上級学科)のみで受験できます。
まとめ|迷ったらこう考えよう
- 近海・釣り・レジャー中心 → 2級
- 外洋・離島・本格航海 → 1級
「自分がどこまで船で行きたいか」を基準に選ぶのが一番です。

