アンカーが外れない…その判断が船の安全を左右する
船釣りやボート釣りで、誰にでも起こり得るトラブルの一つがアンカーの根掛かりです。
- どれだけ引いても動かない
- 風や潮で船が流され始める
- 周囲に他船や障害物がある
この状況で無理な操作をすると、 転倒・落水・衝突事故につながる危険があります。
この記事では、
- アンカーが外れない原因
- 状況別の正しい対処法
- 切るべきか、残すべきかの判断基準
- 事前にできる予防策
を、船釣り目線で分かりやすく解説します。
なぜアンカーは外れなくなるのか
アンカーが外れない主な原因は次の通りです。
岩や根に深く噛み込んでいる
特に岩礁帯やゴロタ場では、アンカーの爪が岩の隙間に入り込みやすくなります。
潮流・風で強くテンションがかかっている
アンカー自体は軽く根掛かりしているだけでも、 潮や風で船が引っ張られることで外れなくなるケースがあります。
ロープの方向が悪い
常に同じ方向から引いていると、 爪がさらに食い込むことがあります。
まず試すべき安全な対処法
① エンジンを使って角度を変える
アンカーロープを軽く張った状態で、 船を左右・前後に少しずつ動かすことで外れることがあります。
※ 急加速や強引な操作はNG。
② ロープを緩めて待つ
潮止まりや風が弱まるタイミングで、 テンションが抜けて自然に外れることもあります。
焦らず、周囲の安全を確認しながら行いましょう。
③ 反対方向から引く
可能であれば、 アンカーを入れた方向とは逆方向に船を回して引きます。
これだけで外れるケースも少なくありません。
それでも外れないときの判断
ここで重要なのは、 **「外すこと」より「安全に離脱すること」**です。
無理に引くと起こり得るリスク
- ロープ切れによる転倒
- 船首が急に振られる
- バランスを崩して落水
このような危険を感じたら、 切る判断をすることも正解です。
アンカーロープを切るという選択
アンカーを切るのは勇気が要りますが、
- 船
- エンジン
- 人の命
を守るための正しい判断になることもあります。
このとき重要なのが、 安全にロープを切断できる道具です。
船上での緊急切断には、 ナイフではなくロープカッターが適しています。
(※ ロープカッターの選び方やおすすめモデルは、別記事で詳しく解説しています)
アンカー根掛かりを防ぐための予防策
根掛かりしにくいアンカーを選ぶ
場所に合ったアンカーを使うことで、 根掛かりのリスクは大きく下げられます。
- 砂地・泥底向け
- 岩礁帯向け
用途別に選ぶことが重要です。
アンカーロープの長さを適正に
短すぎるロープは、 アンカーに余計なテンションをかけてしまいます。
水深に対して十分な長さを取るようにしましょう。
まとめ|アンカーが外れないときは「安全最優先」
アンカーが外れない状況では、 つい無理をしてしまいがちです。
しかし、 一番大切なのは船と人の安全。
- 無理に引かない
- 状況を見て待つ
- 危険を感じたら切る判断をする
この意識が、事故を防ぎます。
アンカーと同時に、 ロープカッターを安全装備として常備しておくことで、 いざという時の選択肢が大きく広がります。
安全な船釣りを楽しむために、 事前の備えを怠らないようにしましょう。

