夏の海釣りといえば、やっぱり「キス釣り」!
透き通るような白身と繊細な引き味で知られるシロギスは、釣って楽しく、食べて美味しい人気ターゲットです。
今回は、キス釣りの魅力や基本的な釣り方、おすすめの道具など、初心者の方にも分かりやすく解説します。
キスとはどんな魚?

キス(シロギス)は、スズキ目キス科に属する海水魚で、主に砂浜や堤防、港内の砂泥地に生息しています。体長は20cm前後が一般的ですが、大物になると30cmを超えることもあります。
特徴は、そのスリムで美しい体形と、繊細なアタリ。小さな魚ですが、掛かった瞬間にブルブルと手元に伝わる感覚は、釣り人を夢中にさせます。また、クセのない上品な白身は、天ぷらや刺身で絶品。まさに「釣って楽しい、食べて美味しい」魚です。
キス釣りのシーズン
キス釣りは基本的に春から秋にかけて楽しめますが、特にハイシーズンとなるのは6月~9月。水温が上がり、キスが浅場に寄ってくるこの時期は、数釣りも期待できます。潮通しの良い砂浜や堤防周辺では、初心者でも簡単に釣果を上げることができます。
キス釣りの主な釣り方
キス釣りには主に以下の3つのスタイルがあります。
1. 投げ釣り(本格派)
遠投して広範囲を探れるのが特徴。専用の投げ竿とリールを使い、100m以上飛ばして沖のキスを狙います。ベテラン向けのスタイルですが、釣果は安定しています。
【道具例】
- 投げ竿(3.6m~4.2m)
- スピニングリール(中型)
- 道糸:ナイロン3号前後
- 仕掛け:オモリ天秤(2~3本針)
- キス用針:5.6.7.号
2. ちょい投げ釣り(初心者向け)
足場の良い堤防や港内から、軽めの仕掛けを数十メートル投げるスタイル。軽装備で気軽に楽しめるので、ファミリーフィッシングにも最適です。
僕は基本的にこの釣り方です。
【道具例】
- コンパクトロッド(2.1m~2.7m)
- 小型スピニングリール
- 道糸:ナイロン2号前後
- オモリ(天秤付き):5~10号
- 仕掛け:市販のキス用仕掛け(1~2本針)
3. 探り釣り(テクニカル派)
波打ち際や水深の浅い場所を、手返しよく探っていく方法です。釣り場の状況に応じて細かくポイントを変えながら、キスの群れを探します。
エサについて

キス釣りの代表的なエサは「ジャリメ(石ゴカイ)」や「砂虫」。よく動くエサほどアピール力が高く、アタリも出やすいです。1匹まるごと使ってもいいですが、状況に応じて半分にカットして使うのもおすすめ。
アタリの取り方と合わせのタイミング
キスのアタリは「コツコツ」「ブルブル」といった小刻みな振動で感じ取れます。あまり早合わせせず、少し食い込ませてから軽くロッドを立てて合わせるのがコツです。焦らずに、引きを楽しむような心持ちで挑みましょう。
キス釣りのおすすめポイント

日本全国の砂浜や堤防で楽しめるのが、キス釣りの大きな魅力です。以下は人気の釣り場の一例です(※最新情報は各地域の釣果情報をご確認ください)。
- 神奈川:三浦海岸、平塚海岸
- 千葉:九十九里浜、富津岬
- 大阪:二色の浜、泉南周辺
- 福岡:百道浜、糸島方面
- 佐賀:伊万里、唐津方面
キス釣りの魅力はここ!
- 誰でも楽しめる:投げ釣りの本格派からちょい投げのライトスタイルまで、幅広く対応。
- 食味が抜群:釣った後は天ぷらや塩焼きで。キスの身は淡白でふわふわ。
- 手軽な釣り場が多い:都市近郊の浜辺や堤防で楽しめる場所が豊富。
- 家族や子供とも一緒に:安全な足場を選べば、小さなお子様でも安心。
まとめ
キス釣りは、初心者からベテランまで幅広い層に愛される海釣りの代表格。
必要な道具も比較的リーズナブルで、準備さえ整えれば、手軽に海釣りの楽しさを味わうことができます。夏の陽気な日差しの下、家族や友人と一緒に砂浜でキス釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
釣果だけでなく、潮風や波の音、そして自然とのふれあいそのものが、心をリフレッシュしてくれるはずです。