アオリイカってどんなイカ?

アオリイカは、見た目もきれいで味も良い、高級イカの代表格。胴体は丸みを帯びて大きく、透き通った肌のような体色は、水中でキラキラと変化します。その姿はまるで“海の忍者”のよう。
サイズは、秋の若い個体で200〜500gほど、春の大型個体では2kgを超えることも。引きも強く、釣り上げた瞬間の達成感はひとしおです。
シーズンと釣れる場所
- 春(4〜6月):大型狙いのベストシーズン。産卵のために岸近くに寄ってきます。
- 秋(9〜11月):数釣りが楽しめる時期。初心者にもおすすめ!
釣れる場所は、堤防や磯、テトラ帯など。海底に藻場がある場所はアオリイカの隠れ家になっていて、狙い目ですよ。
エギングで狙おう!

エギングは、エビの形をした「エギ」というルアーを使ってイカを誘う釣り方。やり方は以下の流れです。
- エギをキャスト(投げる)
- 沈むのを待つ
- 竿をシャクってエギを動かす
- アオリイカが抱きついたら合わせて巻く!
動きがダイナミックで楽しく、魚のルアー釣りに近い感覚で楽しめます。
必要な道具は?

- ロッド:エギング専用ロッド(8〜8.6フィート)
- リール:2500〜3000番のスピニングリール
- ライン:PEライン0.6〜0.8号+フロロリーダー1.5〜2号
- エギ:2.5〜3.5号。色や重さで日や時間帯に合わせて選びましょう
初心者セットもあるので、釣具屋さんに相談すれば一式揃えてもらえますよ。
初心者向けアドバイス

- 明るい時間に釣るのが安心
夜は釣れやすいけど、最初は昼間の方が安全で見やすいです。 - 周囲の人の動きを観察
釣れてる人の竿の動きやエギの色を真似てみるのもアリ。 - ライフジャケットは忘れずに
特に堤防や磯では、安全第一で!
アオリイカの美味しい食べ方
さて、釣ったあとのお楽しみ!アオリイカは本当にどんな料理でも美味しいですが、鮮度抜群のものだからこそ味わえる食べ方をご紹介します。
■ 刺身(お造り)

やっぱり一番のおすすめ。透き通るような身に包丁を入れると、コリコリした食感と、ほんのりとした甘みがたまりません。釣ってすぐなら、ねっとり感と弾力が両方楽しめます。
■ イカそうめん

細く切って、冷たいつゆで食べると絶品。夏場のさっぱりメニューにぴったりです。
■ 炙り

刺身の表面をサッとバーナーやコンロで炙ると、香ばしさが加わって一味違った旨味に。
■ 天ぷら・フライ

火を通すとまた違う食感が。ふんわりした身に、サクッとした衣。揚げ物にしても、柔らかさが損なわれにくいのがアオリイカの特徴です。
■ 塩焼きやバター炒め

シンプルな塩焼き、またはバターでサッと炒めるだけでも十分なごちそうに。しょうゆをひとたらしすると、ごはんにもお酒にもぴったり。
まとめ:釣って楽しい、食べて美味しいアオリイカ
アオリイカ釣りは、自然との対話のような楽しさと、釣ったあとのご褒美がセットになった贅沢な遊び。静かな海でエギを動かす時間は、ちょっとしたリフレッシュにもなります。
「今日は釣れたら刺身にしようかな」「バター炒めもいいな」なんて思いながら海に向かう時間そのものが、すでに楽しいんですよね。
もし一杯でも釣れたら、それはもう自分だけのごちそう。ぜひ、釣りと食の両方から、アオリイカの魅力を味わってみてください!